人間工学（Ergonomics）
人間工学の主目的は，私たちの仕事がしやすくなるような空間や道具を設計・デザインすることであり，そして私たちが使う道具や製品を快適かつ安全に利用できるように設計・デザインすることです。人間工学の定義のひとつを以下に紹介します。
「人間工学（Ergonomics and Human Factors）とは，人間の能力と限界に関する知識を活用し，安全で，効率のよい，快適な操作性を実現するように，システム，組織，仕事，機械，道具そしてコンシューマー製品をデザインすることなのです。」 人間工学が実際にどのようなことに役立つのか，先生に尋ねてみましょう。 以下に示すシンボルは，人間工学を研究する人たちが好んで使っているもので，レオナルド・ダビンチによって描かれた絵に由来します。 
人間工学の分野で仕事をしている人たちを，「アーゴノミスト」，または「ヒューマンファクタースペシャリスト」と呼んでいます。「人間工学の専門家」という意味です。彼らは人間の能力と限界を，4つの異なった分野から捉え，判断します。それらは，人体測定学，バイオメカニクス，労働生理学，そして心理学です。エンジニアは，その成果を設計に役立たせるのです。もしさらに詳しく学びたい場合には，「各科学の定義」を参照してください。
FPDの人間工学ガイドライン検討委員会
Last modified: May 23, 2000 |
