■特別講演(16:30〜17:30,広島大学サタケメモリアルホール)
演題:「超速ハイパーヒューマン技術が開く新世界-人間の能力を超えた世界をのぞいてみよう-」
講師:金子 真 先生
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◇略歴
1976年3月:九州工業大学機械工学科卒業
1981年3月:東京大学工学系研究科博士課程修了,工学博士
1981年4月:通産省工業技術院機械技術研究所入所1990年4月:九州工業大学情報工学部助教授
1993年10月:広島大学工学部教授
2006年10月:大阪大学大学院工学研究科教授
◇専門分野
ロボティクス
(多指ロボットハンドによる把握戦略,アクティブセンシング,サイバーセンシング,ロボットの福祉応用など) |
概要:
ロボットは人間に比べて器用さでは劣る.
ところがスピード,正確さ,忍耐力といった切り口で考えると,ロボットの方が人間よりも格段に優れている.
人間の能力をはるかに超えた技術を総称してハイパーヒューマン技術と呼ぶ.
本講演では,ハイパーヒューマン技術を支える要素技術のうち,人間の約30倍の認識速度を実現する超高速ビジョン(人工の眼)と人間の20倍以上のすばやい動作が実現できる超高速アクチュエーション(人工筋肉)の二つのシーズ技術について紹介した後,そのシーズ技術をベースに開発された革新的なダイナミックセンシングシステムの基本動作原理,さらに医療診断分野への応用をにらんで開発された非接触式腫瘍センシングシステムや高速非接触眼剛性センンシングシステムの概要について述べ,最後に臨床実験を踏まえた最新の研究成果についてビデオを使ってビジュアルイメージとして紹介したい.
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