2023年度(第64回大会)日本人間工学会
優秀研究発表奨励賞受賞者のお知らせ
一般社団法人日本人間工学会 表彰委員会
全国大会において優れた研究成果を発表した若手研究者を表彰する制度である「日本人間工学会優秀研究発表奨励賞」の審査が、本年9月に下村義弘 大会長(千葉大学)のもとで開催されました第64回大会において行われました。選考規程に則った手順により、23 名の応募資格者の中から以下の5名が受賞者に決まりましたのでご報告いたします。
- 最優秀賞
Wang Yijiaさん (東京工業大学)
タイトル:Differences in eye movements during chest X-ray images diagnoses in annual medical checkup conditions and exploration of doctors’ effective strategies (演題番号:O2B6-03) - 優秀賞
松尾 泰平 さん (九州大学)
タイトル:視覚制限が空隙またぎ動作時の下肢動作と心理的不安特性に与える影響 (演題番号:O2A3-02) - 優秀賞
小野 真子 さん (慶應義塾大学)
タイトル:BERTを用いた医療事故・ヒヤリハット報告の分析支援手法の提案 (演題番号:O2B6-04) - 優秀賞
佐藤 優 さん (慶應義塾大学)
タイトル:紙の加工・加飾がUXに与える影響のモデル化 (演題番号:O2B7-02) - 優秀賞
荻原 一斗 さん (東海大学)
タイトル:デジタル機器のフロントカメラによる視距離の時系列測定 (演題番号:P2E1-09)
審査では今後を担う若手人間工学研究者激励のために多くの先生方にボランティアで審査にご協力いただきました。この紙面をお借りして厚く御礼申し上げます。今回,口頭発表に加えて,ポスター発表からの応募もございました。発表形式の違いはあっても,総じて高い評価結果が得られていたことも併せてお知らせ致します。今回応募をいただきました皆様に心より御礼申し上げます。なお、賞状は受賞者が所属する支部の大会等で授与されます。
来年度は2024年6月に北海道千歳市で開催予定の第65回大会となります。多くの若手会員の応募をお待ちします。詳細はWebサイトでの大会告知をご参照ください。
【一般社団法人日本人間工学会優秀研究発表奨励賞の概要】
本賞の目的は人間工学研究の発展と、安心・安全な社会の実現に寄与する次世代の人間工学研究者の育成にあります。応募資格者は以下の全ての項目を満たすことと規定されています。
1. 発表時に学会の正会員または準会員(入会手続き中を含む)であること。
2. 当該年度の大会論文の筆頭著者で発表を行う者であること。
3. 発表申し込み時に本賞の選考を希望する者であること。
4. 当該年度の大会終了時点で26歳以下であること。
5. 本賞の受賞経験を有しないこと。
参照:一般社団法人日本人間工学会優秀研究発表奨励賞選考規程https://www.ergonomics.jp/official/page-docs/organization/kiyaku-kitei/170209_yusyukenkyuhappyo.pdf