一般社団法人 日本人間工学会

アクションプラン

2020年度報告及び2021年度計画について

2020年度の活動について

2020年度は一般社団法人日本人間工学会第7期(2020年6月～2022年6月予定)の1年目として、「活性化と継続性」という基本目標を掲げ、約半数が新任理事という体制でスタートしました。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中で働き方や生活様式の変化を余儀なくされました。日本人間工学会では、このCOVID-19に対応するための活動にも積極的に取り組み、教育機関等への調査を通した情報を収集・分析・発信し、また各種オンライン・イベント等を開催しました。前期に策定した「在宅ワーク/在宅学習時の7つの人間工学ヒント」は、IEA（国際人間工学連合）と連携し、IEAのWebサイトに掲載、現在では複数言語に翻訳、活用されています。支部、委員会、研究部会等の活動は対面でのイベントがほぼ開催できない状況でしたが、オンライン方式を積極的に活用し、支部大会や講演会、セミナー等を開催しました。コロナ渦の難しい状況でしたが、包括的なシステムズアプローチを実践できる人間工学の専門家／実務者であるからこそ、適切な対応や本質をとらえた多くの活動を実施できたと思います。

2021年度の活動について

2021年度は第7期の2年目として、引き続き「活性化と継続性」という基本目標の下、活動を推進してまいります。以下に主な目標を再掲します。

１．活性化：全学会員の学会への参画と国際誌の検討
　（1）オンライン等を有効に活用し、全会員が参画できるイベントを推進する
　（2）学会誌のあり方を検討するとともに、国際誌を検討する
　（3）企業人、若手等が参画できるプロジェクト／イベントを拡大する
２．継続性：財務体質の健全化と専門領域の再定義・発信
　（1）財務体質の健全化を図り、学会の継続性の基盤を固める
　（2）人間工学及び関連領域のビジビリティを高め、発信力を強化する
2021年度は、上記に加えてSDGs活動の推進を学術面、人間工学の視点から検討する委員会を立ち上げ、活動します。COVID-19によって新たな働き方や生活様式への変化が進む中、SDGsの理念である「Transforming Our World」の意味をしっかりととらえ、社会システムや個々の意識を「Change」だけではなく「Transform」することに日本人間工学会をあげて、学会員のみなさん、そしてすべての関係者のみなさんと一緒に取り組んでいきたいと思います。

一般社団法人日本人間工学会2021年度 委員会/担当等一覧