学会組織
1.一般社団法人日本人間工学会について
多様化・高度化する安全・安心・快適・健康ニーズに応えるために、「人間工学」はその学問横断的専門性に基づく包括的なアプローチにより、時代の要請に応えられる学際的実践科学です。人間工学の理論研究・実践活動はいまや全世界で展開されています。国際人間工学連合( International Ergonomics Association )には日本人間工学会の他、米国人間工学会(Human Factors and Ergonomics Society)、英国人間工学会(Institute of Ergonomics & Human Factors)など、47カ国の人間工学団体が加盟しています。またIEEE(米国電気電子学会)やASME(American Society of Mechanical Engineers, アメリカ機械工学会)等、関連領域の学会においても、人間工学に関する専門部会が設立されています。
わが国でも人間工学への期待は極めて大きく、一般社団法人日本人間工学会は人間工学に関する諸研究およびそれに関連する事業を促進することを目的とし、1964年に創立されました。現在の会員数は、約2,000名を有するに至ります。大学・研究所などの学識者から企業内での実務者まで、本学会にはさまざまな分野の専門家が参加しており、学際的な幅広い活動を行っています。一例として、国際標準化活動があります。日本が1986年にISO/TC159(国際標準化機構/人間工学専門委員会)におけるPメンバー(投票権を持つメンバー)となったことを契機に、日本人間工学会は通商産業省工業技術院からTC159関連の全ての国内審議を委託されました。これを受け、1986年に学会内にISO/TC159国内対策委員会(JENC)が設置されました。以来十数年、本委員会は、対応SC、WGを順次増強し、発展・継続しています。
なお、一般社団法人 日本人間工学会は、日本学術会議の協力学術研究団体として登録されています。また、平成14年4月1日付けで、特許法第30条第1項の規定に基づく学術団体に指定されています。科学研究費補助金における府省共通研究開発管理システム(e-Rad)には、研究機関コード(6000021017)で機関登録されています。
2.一般社団法人日本人間工学会の事業
一般社団法人日本人間工学会では、現在次の事業を行っています。
- 年1回の大会を開き、研究成果を発表
- 機関誌「人間工学」の刊行(隔月刊)
- 各支部や専門研究部会を設置し、各分野の研究活動を推進
- ISO 委員会や人間工学専門家資格認定委員会活動を推進
- IEA(国際人間工学会)をはじめとした国際学会への参加と協力
- 人間工学の実地適用へのコンサルテーション
- 人間工学技法と応用に関する講習会や講演会の開催
3.一般社団法人日本人間工学会アクションプラン
各年度ごとのアクションプランについては、リンク先にて詳細確認下さい。
4.一般社団法人日本人間工学会 学会活動報告総括
学会活動報告総括レポートについては、リンク先にて詳細確認下さい。