6.6 表示器及び制御器作動装置の設計における人間工学の必要条件
   −制御器作動装置


ISO/CD 9355-3
Ergonomic requirements for the design of displays and control actuators−Part 3: Control actuators

規格内容概要:制御装置(いわゆるスイッチ、つまみ、ハンドル類)の選択、設計、配置に関する規格。操作の特性に応じた、制御装置の種類や寸法について記述。操作の特性を、制御の種類(操作方向、連続/段階など)、制御力、正確さ、操作速度などの観点から評価することが必要としている。また作業によっては、特別に必要な要件(手袋をしても操作が出来る等)があることにも触れている。

審議経過概要:本規格は当初ISOとして投票が行われ、2度のCD投票後、1989年CENに移管され、CEN/TC122/WG6 で審議され、ISOとしては ISO/TC159/SC4/WG1が扱うが、CENとISOの併行投票を行うものである。我が国は審議に参加できていないこともあり審議経過は不明である。1994年5月CD投票に際し、日本は反対投票を行った。

日本の対応:日本は第1回CD投票では反対投票を行った。CD投票では古典的な人間工学の知識を規格化することに同意しつつも現在のテクノロジも含めることを提案した。

松本 記



ISO/TC159 国内対策委員会
Last modified: Jun 12 1998