2005年3月名古屋市立大学大学院医学研究科満期退学、博士(医学)。同年、同学労働生活・環境保健学分野助手、助教を経て、2009年から環境労働衛生学分野講師。
(一社)日本人間工学会副理事長(2016-2018)、同学会改革・戦略委員会委員長(2016-)、人間工学誌編集委員会副委員長(2012-)、Journal of Occupational Health Ergonomics Field Editor(2016-)ほか。
専門は、産業保健人間工学(作業関連運動器疾患予防策)、ビッグデータを利用したライフログ解析の産業保健応用、産業人間工学のメタアナリシスなど。
名古屋市中村区名駅4-5-27(名古屋駅徒歩3分)
各線「名古屋」駅徒歩3分 ユニモール(地下街)7番出口目の前
従来,夜勤交代制勤務は健康・安全・生活リスクの3側面から適切なリスクマネジメントが推進されてきました.一方で,国際ガン研究機関(IARC)によって夜勤交代制勤務はGroup 2A(おそらく発がん性あり)に分類されたことをきっかけに,中長期的な健康影響を視野にいれた新しい労務管理のあり方について,組織人間工学的にも議論が必要です.また,国連の専門機関である国際民間航空機関(ICAO)は「疲労は安全運航に影響を与えるリスク」ととらえ,航空安全の根幹をなす疲労リスク管理の重要性を近年提唱しているように,ヒューマンファクターズの領域においても夜勤交代勤務や疲労対策への認識が広まりつつあります.
本講座では,近年の夜勤交代制勤務の最新研究知見をレビューし,組織人間工学の視点から考慮すべき労務管理のポイントを紹介します.
*本講座は定員20名限定です。受講希望の方は急ぎお申し込みください(先着順)。
【申込締切】2018年5月14日(月)