No.6 日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」

No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~
No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~

昨年好評を頂きました「企業との架け橋~東海支部プログラム~」を今年も開催いたしました(2010 年10 月30 日(土) 12:00~13:20、於:名古屋工業大学)。今年は、[1]プレゼンテーションによる企業紹介(各10分程度)をはじめに行い、その後、[2]会場内展示ブースにて学生と企業担当者の意見交換会をもうけました。約40名の多くの学生さん・企業担当者様にご参加いただき、「人間工学を学ぶ大学院生・学部生」と「第一線で活躍されている企業の人間工学関連の方」との架け橋をJES 東海支部が提供しました。ご支援を頂きました皆様に厚く御礼申し上げます。

下記に参加学生の感想を編集せず、そのまま記載いたしました。人間工学に特化した説明会であること、また人間工学担当者様から直接お話を伺えることを高く評価していただけた一方、開催方法については課題も残りました。今後の開催の参考にさせていただきたいと思います。

[1]プレゼンテーションによる企業紹介

No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~

  • 人間工学会での企業の話だったので、人間工学に関係する仕事のお話でとても興味深かった。ただお昼時間ということもあり時間の関係上さらっとした内容だった気も
  • これからもブースのような生の声をきくことができる企画があれば良いと思う
  • おおまかな部分だけではあるが、各企業の方向性を知ることができた。貴重な話を多く聞けたが、特に有名な企業に関しては、資料を見る、あるいはサイトを調べることで分かる内容も多かった。どちらかというとブースでの説明に時間を回して欲しい
  • 企業の合同説明会などに参加したこと自体がなく、実際に企業の方から話を聞ける機会が初めてと言うに等しく、どの企業の話も新鮮に感じた。そして、今回の企画では人間工学分野に携わる人からの生の話が聞けてとても参考になった。話を聞いて、やはりその企業の中で人間工学の分野に携わるためには相当の知識が必要であるから学生の内に多くの知識を吸収していきたいと思った。三恵工業の方は実際に制作している椅子を持ってきて頂いたので、すごく分かりやすかった
  • 各企業様方が人間工学分野に携わる分野に関する仕事を紹介していただいて、非常に有意義であった。人間工学分野に関わる分野を学ぶことができ、新たに知ることができたことが有意義な時間を過ごせた要因である。就職活動へのモチベーションの向上にもつながった
  • リクルート主催の企業説明会と違い,人間工学を希望する学生向け(数ある業務の中でも人間工学に近い部分)に説明してくださっていた印象を受けました.私自身,人間工学に基づいた商品づくりに興味があるので,企業と人間工学の関係をより確かに理解できる良い機会をいただけたと思っています.企業の方のプレゼンテーションを受け,自分の中で前よりも進路の方向性がはっきりしたような気がしました
  • どの企業も自社の業務で人間工学という分野がどのように用いられているのかを端的に説明して頂き、大変参考になりました。プレゼン内容も分かりやすく、またとても興味の持てるものでした。ただ、もう少し多くの企業にプレゼンして頂くと、より参考になると感じました。ですが、人間工学の分野に絞った内容を聞ける機会はあまり無いため、とても満足しています
  • 開発現場に携わっていらっしゃる企業の方々の貴重なお話を聞くことができて,非常に良い機会であった.各企業においてどういった戦略がなされているのかについて知ることができ,企業における技術・製品開発がどのようなプロセスで行われているかについて学ぶことができた
  • 社会における“感性・人間工学”の位置づけが、わずかながら明確になった
  • 説明を聞きながらメモを取る際に、資料が手元にあったほうが良かったと思いました。プレゼンテーション用の資料でなくても各企業の会社案内が手元にあるだけでも違ったと思うので、一番初めにすべての企業の会社案内を配ってもらえると嬉しかったです
  • 人間工学に関係のある仕事を紹介していただいて、興味深かった。人間工学でも人の認知、知覚、記憶等からの視点を大事にしている仕事の話はもっと興味を持つと思うし、そういった仕事を知らないので知りたいと思った

No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~

No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~

参加協力企業および担当者様
右上:アイシン精機株式会社 解析・制御技術部 佐藤廣幸 様
左上:三惠工業株式会社 開発部 安田府佐雄 様
右下:トヨタ自動車株式会社 車両実験統括部佐武博之 様
左下:トヨタ紡織株式会社 実験部 浅井祐司 様
[2]プレゼンテーションによる企業紹介

No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~

  • 直接話を聞けるので自分の疑問などもすぐ解決でき、とてもためになったし印象に残りました
  • 企業ごとに用意している設備に差がある。それも企業努力とみなしていいならそれまでだが、設備の充実していそうなところに人が寄るのは当然なので、不平等といえなくもない
  • 一度椅子に座ったら席を立ちにくく、多数の企業を回れない
  • 私個人の感想としては、企業の方を目の前にし、少人数で会話ができたので非常に充実した時間を過ごすことができた。少人数なので自分の意見もいいやすく、また直接自分に向けての返答が得られる。このような機会はなかなかないので、是非とも継続して行っていただきたいと思います
  • 前半のプレゼンテーションを聞いて三恵工業に最も興味を引かれたので、後半の説明では三恵工業さんの所へ話を伺いにむかいました。そこでは企業の説明用のビデオを鑑賞し、実際に作業工程がどのようなものであるか、人間工学をもとに制作を意識したのがいつかなど、詳しく話をきくことができてすごく参考になりました。今回の説明会では、本当に少数の学生と企業の方とで話ができたので質問もしやすかった
  • 全体のプレゼンテーションとは違い、担当の方の生の声を聞くことができたことが良かった。気になることを質問できた

No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~

  • 前半でのプレゼンテーションを聞いた上で,興味のある企業から順番に訪問できたので,時間を有効に使えました.リクルートが主催するブース訪問では,会社概要から詳しく説明してくださる企業が多いので,アピー ルポイントが企業様自身の口から聞けるといった点では「リクルート企画」型もいいとは思いますが,今回のような短時間の企画ではこの型の方がいいなと思いました.質問ひとつひとつに丁寧に答えていただけたので良かったです.もう少し大話をする時間があればいいなと思いました
  • すべてのブースを回りたかったのですが、時間の関係上1社しか回ることが出来ませんでした。人間工学と業務の関係について質問できる数少ない機会ですので、難しいとは思いますがより多くの時間を取っていただければと感じました
  • 企業に入ると「感性工学、人間工学」をどのように扱うのか、実際の実務に関する話が聞けて分かり易かった
  • プレゼンテーションで疑問に思った点、もっと深く聞きたかった点について現場での話なども含めて丁寧に教えていただけた点がとてもよかったです。また、人間工学を学んだ学生としての今後の進路や、企業に入ってからのことまでアドバイスをいただけて大変参考になりました。時間的にすべての企業を回ることが不可能だったのでもっと時間がほしかったです
  • 参加ブース(株式会社サンケイ):一般的によく知られている会社ではなく、知らなかった会社について知ることができてよかった。環境や子供のけが等を配慮した紙の椅子や、農作業者のための椅子など、おもしろい製品をつくっている会社であった
[3]全体的な要望その他

No.6日本人間工学会東海支部2010「学生支援特別企画」企業との架け橋~東海支部プログラム~

  • 私たち学生にとっては企業の方と接することができる非常にありがたい企画でした。今回参加したことで自分の目指す先が広がったと感じます。参加させていただきありがとうございました
  • 本来は昼食を取りながらプレゼンテーションを聞いて良いはずだったが、個人的にはとてもそんなことができるような雰囲気ではなかったのが率直な感想です。また、最初から企画後半のように各企業様のところに出向き話を伺えたらそれぞれの企業での取り組み方がよりリアルに知ることができたかもしれません
  • 昼食と時間を一緒にしないほうがプレゼンテーションに集中できる
  • 今回,一部の企業様の紹介の中でもありましたが,実際に人間工学が適用された商品をみたり,開発までのエピソードなどを聞かせていただけたら嬉しく思います
  • 前回実施された時に,このような企画がおこなわれていることを指導教官からききました.私は,この秋から就職活動をおこなっており,自分のやりたい仕事として人間工学に基づいた商品づくりがしたいと思っております.しかし,自分が今やっている人間工学分野での研究と企業での仕事はどこでつながっているのかも日常の研究だけではなかなか想像できません.つい最近,リクルートの合同企業説明会にも行きましたが,業界研究はできても大まかな部分しか見えてこない…そこで,今回,人間工学に近いところで説明を聞いたり質問をする機会をいただき,学会に参加していながら自身の就職活動もできて本当に良かったと思っています.今回参加することで得た情報や自身の考えをもとに,今後の就職活動さらには研究へとつなげていきたいと思います.ありがとうございました
  • 上記しましたが、時間をもう少し多く取っていただきたいということと、参加して頂く企業を増やしていただきたいという点です。それ以外は大変満足しております。企画頂いてありがとうございました
  • もっと座談会の時間があると良いと思いました
  • 企業様の話が実際に聞けて、名刺交換により企業様のつながることが出来て、就職を考える上で非常に良い機会でした
  • いい企画なのでもっと長い時間をとって大規模なものにしてもらえたら嬉しいです
  • 初めの各企業様のプレゼンテーションで質問する時間がありましたが、学生はブースで聴けるからということもあってか質問はなかった。しかし、同じ学生がどのような疑問をもっているのかということを知りたいので、時間が許すならば、学生が絶対に企業に質問をするという時間を設けてほしいです。(懇親会で話したりすればいいだけかもしれませんが)
  • 株式会社サンケイ様のように、一般的にあまり知られていないような企業を知る機会になったので、来年からもそういった企業様の話を聴けるといいなと思います。また、アイシン精機様のようによく耳にする企業様であっても人間工学の視点からの仕事の話はなかなかないと思うので、貴重な時間になりました
「学生支援特別企画」企業との架け橋2010 ~東海支部プログラム~
コーディネーター
榎原 毅(名古屋市立大学)
白井 克佳(アイシン精機株式会社)
松岡 敏生(三重県工業研究所)
森島 美佳(信州大学)