ED-150 remy pan + (レミパンプラス)
概要
製品の概要
発売から十余年。深型フライパンという市場カテゴリーを切り開き、いまなお愛され続けるロングセラー商品「レミパン」。そのレミパンが、新機能を搭載し、フルモデルチェンジを行います。新型レミパン「remy pan +(レミパンプラス)」が搭載したのは、“キッチンツールを保持する世界初のフライパン・ハンドル”です。 入念なユーザー調査の末に導き出されたこの機能は、ユーザーの潜在的なニーズに応え、かつてない手法により、調理中のストレスを軽減させることに成功しました。フライパンの新たなスタンダードをつくる製品、それが、「remy pan +」です。
人間工学的配慮視点
本製品は、人間中心設計のプロセスに則り、現状の調理器具の利用行動分析、デザイン要件の抽出、プロトタイプ開発、検証調査を経て開発されました。調理器具の利用行動分析の結果からは「料理中にお玉やヘラを一時置きする頻度が高く、手軽に一時置きできる場所が無いことが料理中のストレスの一因となっている」ことがわかりました。そこで、深型フライパンとお玉やヘラの取手にマグネットを埋め込み両者を密着させ、炒めものや煮込み作業を中断する際に一時置きすることができるデザインとしました。これにより、お玉やヘラを置くために作業台とコンロを移動する手間や、作業台を汚したり一時置き用の小皿を用意して洗い物が増えることもなくなります。主婦による検証調査では、「調理中の置き場に迷わない」、「作業スペースが確保しやすい」、「火に当たらず火傷や溶ける心配もない」などの調理中の効果と、「作業台が汚れない」、「洗い物が減る」などの調理後の効果を確認し、高い評価を得ることができました。
開発秘話
「もっと手軽に、もっと簡単に料理を楽しんで欲しい」そんな思いから、新型レミパンの開発はスタートしました。数多くの調理現場に足を運び、調理者の行動を観察するここと半年。そこに、潜在的な「不便さ」が存在していることを発見しました。それは、ヘラやお玉といった、キッチンツールの置き場にまつわる3つの「不便さ」です。
- キッチン台に一時置きすると、掃除の手間が増える。
- ツール置き場としてお皿を用意すると、洗い物が増える。
- 鍋やフライパンの中に一時置きすると、ツールがこげる(または火傷の原因となる)。
この3つの潜在的な「不便さ」を一挙に解決するために、試行錯誤を繰り返し、“キッチンツールを保持する世界初のフライパン・ハンドル” は誕生しました。
評価結果データ
特許・意匠登録番号
特願2015-021607/意願2014-025984/意願2014-025985/意願2015-002616
推薦者
吉武 良治
お問い合わせ
- 企業名・担当部署名
株式会社Remy
- 担当者名
和田 率
ritsu.wada@remy.jp
- 掲載URL
- 製品発売時期
2016年2月予定
- 更新日
2015年12月14日