GP-109 検査作業台のワークステーションの改良による作業姿勢の改善
改善前
改善後
改善事例概要
改善事例概要(改善前)
この作業はリールから流れてくる加工された製品に欠損がないか、目視と手の感触で点検をしています。改善前は手の置き場がなく、上肢や大腿で手を支えながら目視検査をするため、45度以上の前傾姿勢で検査作業を行っていました。特に、検査中に体勢を直す行為が頻発し、数十秒間隔で発生していました。
改善事例概要(改善後)
検査台やリール部分に角度を付け、製品を目視しやすいような角度に変えられるようにしました。また、検査台の脇にハンドレストを設置し、20度未満の作業姿勢を維持した状態で検査作業を行っています。
人間工学的配慮視点
前傾姿勢の拘束は腰痛発症のリスクが高くなります。また、上肢の位置が不安定であることから、首・肩・腕の痛みや凝りなどの症状(頚肩腕症候群)の発症にもつながります。前傾姿勢を誘発する要因を排除するため、ハンドレストを設置し、製品を見やすい角度に変えられるような工夫をしました。さらに、局所照明を追加し、目視作業における眼の負担を軽減しました。
期待される効果
腰痛予防
首・肩・腕への負担軽減
視覚負担の軽減
推薦者
認定人間工学専門家 三澤哲夫
お問い合わせ
- 企業名・担当部署名
東北プレス工業株式会社
- 更新日
2008年08月21日