ED-140 OTRA-LP ハイポジション
概要
製品の概要
一つ一つ異なる特徴を持つ「銘木」の存在感を活かしつつ、都市空間にあわせやすいスタイリッシュなデザインにしたテーブルシリーズ「OTRA(オトラ)」のハイポジションミーティング用テーブルとベンチのセットです。ホワイトボードペンで書けるガラス面、LANシート(※)、コンセントタップなど、クリエイティブワークを加速する機能も備えています。
※LANSheetとは、無線LANの電波を二次元の面(シート)に封じ込める新しい発想のLANシステムです。
オフィスの執務や会議室、ミーティングのテーブルにセットすることで、そのテーブルを利用する人だけが簡単に安心して使える無線LANの環境を提供します。
無線LAN対応のパソコンや機器を、シートの上に置くだけで、ネットワークに接続します。
http://www.itoki.jp/lansheet/index.html
人間工学的配慮視点
座位と立位の中間の姿勢(ハイポジション)で使えるモジュール(机上面高さ850mm、座面高さ570mm)です。
ハイポジション姿勢には ①対面者との気づまり感が少なく ②近くを通る人と目が会いやすい という特徴が、また850mmという机上面高さには ①立位で使う場合に机上面に手が届きやすい ②机上面を一覧しやすい という特徴があり、カジュアルなアイディア出しなどのミーティングがしやすく、かつ通りかかった人との交流も生まれやすくなっています。
ベンチ表面は、体幹と大腿が90度以上の角度になる座位と立位の中間的な姿勢「ハイポジション姿勢」で座るのに適した形状に3次元加工されており、ある程度の時間快適に座ることが可能です。足置き台もあるので、ハイポジション姿勢と通常の座位姿勢とを切り替えながら使うこともできます。テーブル側のエッジにも緩やかな傾斜をつけ、腕も支えやすくなっています。ハイポジション姿勢は、座位(デスクワーク、1.3METs)と立位(コンピュータ作業や読書、1.8METs)の中間程度の活動強度があると考えられ、長時間着座の合間にこういったテーブルでミーティングを行うことは、不活動による健康阻害を軽減する効果もあると考えられます。
開発秘話
木の質感そのままのベンチにクッション材はありませんが、ハイポジション姿勢を支えるために導き出された3次元形状で、快適に座ることが出来ます。この形状はテーブルのほうを向いて座る側と、反対の通路側に対象に加工されており、両側から座ることが出来るので、通りがかりに軽く腰掛け会話をするようなときにも使いやすくなっています。写真の事例で使用している銘木は、災害で倒木した富士山の樹齢250年の赤松です。年輪の大きさ、節や黴も外観上のアクセントになっています。
評価結果データ
特許・意匠登録番号
意匠登録出願中
推薦者
八木佳子
お問い合わせ
- 企業名・担当部署名
(株)イトーキ マーケティング本部 ソリューション開発統括部 Ecoソリューション企画推進部 Ud&Eco研究開発室
- 担当者名
高原良
takahara8969@itoki.jp
- 製品発売時期
2013年11月
- 更新日
2014年03月26日