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人間工学応用事例(GPDB)・GPDB表彰

ED-129 AV-Naviシステム NX609/NX309

画像

概要
製品の概要

7インチワイドモニタ一体型2DIN AV-Naviシステム(国内モデル)
検索メニュー画面に表示させるボタンのカスタマイズ機能や3種類の画面デザインの中からユーザーの好みに応じたイメージが設定可能なバラエティスクリーン機能など、『より多くのユーザーにとって使いやすく、そして使い込む程に親しみの湧く、なくてはならない最良のパートナー』をコンセプトとした製品です。

人間工学的配慮視点

3パターンのバラエティスクリーンの中のひとつとして、色の識別感度が低下した高齢者や色覚障がい者の方々にとっても見やすく、意図した情報がきちんと伝わるような画面パターン(形状と配色)の検討を行ないました。
主な配慮視点は以下の通りとなります。

  • 画面上に表示するボタンの形状に一貫性を持たせ、ボタンとそれ以外の表示物との分別がつきやすいように考慮しました。
  • ボタンと背景色のコントラストおよびボタン色とその上に表示する文字色のコントラストを旧製品より強めにしました。
  • ボタンの輪郭をはっきりさせるために、ボタン周囲にはにぶい黄色の縁取りを付けました。
  • ボタンの各種状態に応じて変化する色(通常のボタン色、選択された状態を示す色、押下状態の色、選択対象外であることを示す色)の情報がきちんと伝わるような配色を選びました。
開発秘話

今回のデザイン検討において最も注力し、こだわった点は、ユーザビリティとデザイン性どちらも妥協せず、それぞれのクオリティをきちんと両立させることでした。
既存製品の画面デザインを基に、専門家にも加わっていただきながら改良点を洗い出し、それを画面デザインに落とし込み、そしてそれをまたレビューするといった作業を地道に繰り返しました。
画面上のボタン形状や配色の方向性が決まった後は、色弱シミュレータと色弱模擬メガネを用いての確認作業を実施しながら最終的なデザイン仕様をまとめ上げていきました。


評価結果データ
推薦者

認定人間工学専門家 札幌市立大学 酒井正幸 様

お問い合わせ
企業名・担当部署名

クラリオン(株) マーケティング本部 デザイン部

担当者名

田中 敦/豊田晃生/青山

掲載URL

http://www.clarion.com/jp/ja/top.html

製品発売時期

2010年

更新日

2010年01月27日



 


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