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人間工学応用事例(GPDB)・GPDB表彰

CW-101 ササキ工芸 裾上げくつべら革紐付き

画像

概要

北海道旭川地域は木工,陶芸,ガラス工芸,染織などの多くのクラフト作家の工房やクラフト品の製造企業が集積しています.旭川クラフト協議会(通称,アクラ)などの団体があり,旭川工芸の全国展開を図っています.ササキ工芸は,木肌のぬくもりにこだわり,生活用品からおもちゃまで幅広く製造している木工製品の製造企業です.モノづくりのビジョンとして,「片手でももてるモノ造り」を掲げており,蓋に加工を施した片手でも開閉できる印鑑ケース,テープの固定方法に工夫を凝らした片手でも使えるテープカッターなどを製造しています.らくらくくつべらシリーズも,片手でも使用できる製品として設計しており,工夫を凝らした造りにより,見た目と使いやすさを両立させた製品を製造しています。

匠の技

このくつべらに関しては、作り手の想いがみごとに形となった『モノ』で、毎日使うものだからしっかりこの場所にあってほしい・・・、だから台座にはスチールウエイト入りで重たくなっている、屈むことなく使いたい・・・、だからこの長さ、見た目もステキであってほしい・・・、だから美しい曲線デザイン、これが使い手に喜ばれる『モノ』と考えています。


人間工学との接点

靴を履く際に使用する靴ベラは,体を屈めたり,座ったりして使用するものが多い.本製品は,660mmの長さとして,体を極度に屈めることなく使用できる寸法として,裾を上げる、靴を揃えるなど、使い勝手を意識して設計されている.さらに,取っ手部分は,革ひもによる加工を施し,意匠性とともに滑り止め機能を施している.木製品の風合いを損なわずに,使いやすさを実現した製品である.

推薦者

旭川市工芸センター 青木繁尚、三重県工業試験所 松岡敏生

お問い合わせ
企業名・担当部署名

株式会社ササキ工芸

掲載URL

http://shop.sasaki-kogei.com/sundries/rakurakukutubera

更新日

2010年07月09日



 


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