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人間工学応用事例(GPDB)・GPDB表彰

GP-120 研磨作業工程の椅子改良

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改善前

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改善後

改善事例概要
改善事例概要(改善前)

ある資材の研磨作業工程です。改善前は背もたれのない腰掛け椅子に座り、長時間姿勢を拘束したまま作業をしていました。

改善事例概要(改善後)

研磨作業工程に背もたれ付きの椅子を導入しました。背もたれをつけることで後方に寄りかかったり、のびをしたりなどをしても背中を保持し、安定した姿勢変化をとることができます。GP121の事例(簡易エクササイズ導入)と併せた対策により、できるだけ多様な姿勢変換を行うような仕事設計の工夫がされています。

人間工学的配慮視点

研磨作業のように精密さと、ある程度の力を要する作業の場合、作業者の姿勢は拘束される傾向にあります。長時間におよぶ拘束姿勢は腰痛・肩こりなどの運動器疾患の主要リスクになり、また生産性にも影響を与えます。この事例では、背もたれをつけることで、作業の小休止にのびをしたり、多様な姿勢変化を安定して行えるような工夫が導入されています。この対策に加え、GP121の事例を併せて実施することで、本研磨作業従事者の局所金負担の訴えが大幅に減少し、さらに生産性も改善前に比べ約10%程度向上しています。

期待される効果
  1. 腰痛・肩こりなどの運動器疾患リスクの軽減
  2. 主観的局所筋負担の軽減
  3. 作業の質および生産性の向上
推薦者

認定人間工学専門家 井谷 徹

お問い合わせ
企業名・担当部署名

名古屋市立大学・院・医

担当者名

榎原 毅

更新日

2008年08月21日



 


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