GP-119 リフター型トローリー導入による作業改善
改善前
改善後
改善事例概要
改善事例概要(改善前)
缶詰の缶製造のパッキングラインにおいて、最終検査を行った後、トレーのまま積み重ねる作業。今までは積み重ねたトレーを2人で別途トローリーに積み替え、その後運搬していました。
改善事例概要(改善後)
高さ調整を自由に行えるリフター型トローリを用いて、トレーを水平移動できるようにしました。一通り積み重ねた後、トローリーをそのまま別工程へ運送できるため、作業を効率的に行えます。
人間工学的配慮視点
資材を手作業で運搬したり扱う場合、扱う対象物はできるだけ上下移動(物の持ち上げ・持ち下げ)をなくし、作業面の高さを揃えて水平移動できるようにすることで、作業の負担を軽減できます。特に手作業による持ち上げ・持ち下げ動作は腰痛の重要な要因ともなるため、高さの違いをなくすことは極めて重要です。また、資材の取り扱い時間や労力の点で効率的になるだけではなく、落下事故などの資材の破損も防ぐことができます。
期待される効果
- 腰痛・肩こりなどの運動器疾患リスクの軽減
- 主観的局所筋負担の軽減
- 作業の質および効率の向上
- 落下事故などによる資材破損の防止
推薦者
認定人間工学専門家 井谷 徹
お問い合わせ
- 企業名・担当部署名
名古屋市立大学・院・医
- 担当者名
榎原 毅
- 更新日
2008年08月21日