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人間工学応用事例(GPDB)・GPDB表彰

GP-157 ダンパーショルダー(ミラクル背カン、ミラクルベルト)と人間工学的要因の検討

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改善前

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改善後

改善事例概要
改善事例概要(改善前)

従来型のランドセルを背負ってジョギングをした場合、体の動きに対してランドセルの上下の動きに遅れが生じジョギング歩行が妨げられた。

改善事例概要(改善後)

ダンパーショルダーストラップ搭載のランドセルは、体の動きとランドセルの上下の動きが同期され、ランドセルの動きの遅延時間が大幅に縮小された。

人間工学的配慮視点

多くの研究者が子供の通学バックの負荷について人間工学的な懸念を表明している。「バックパック負荷の影響と小児の健康問題」については世界的にいくつかの研究がなされているが、それらは「バックパックの負荷が子供のバランスと歩行に及ぼす影響」を明らかにしている。日本でも教科書の大型化や学校によってはタブレットの持ち運びが必須となり、ランドセルの本体重量と合わせると、毎日約4kg~5kgの重量を背負う事となる。今回論文を発表したことによりこういった状況の改善の必要性を強調すると同時に、子供の体への負担軽減を期待している。                         参考文献:shigekazu ishihara et al.(2023)improving comfort of shoulder and back health in Childrens schoolbags: Examining Damper shoulder Straps and Ergonomic Factors, AHFE International Proceedings:Emerging Technologies in Healthcare and Medicine,Dec 2023 Hawaii,DOI:10.54941/ahfe1004357
日本語翻訳:PDF

期待される効果

ダンパー(ミラクルベルト)がランドセルの振動を吸収し、背カン(ミラクル背カン)が肩紐と体のフィット感の緩みを防ぐ事を目的としており、ランドセルを背負って通学する子供の体への負担軽減が期待される

評価結果データ
推薦者

常翔学園広島国際大学 石原 茂和 教授

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企業名・担当部署名

株式会社榮伸

更新日

2024年05月16日



 


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