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人間工学応用事例(GPDB)・GPDB表彰

GP-112 零細木工場におけるグラインダー用カバーと作業用ガイド

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改善前

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改善後

改善事例概要
改善事例概要(改善前)

フィリピン、ボゴ市にある零細木工場での事例です。作業用工具の研磨にグラインダーを利用していましたが、そこで発生する研磨屑が前面に飛散する状況にありました。また、研磨時には、研磨物を固定するガイドがなく、不安定な状態で研磨作業をしていました。

改善事例概要(改善後)

得意の木工により、木製のカバーを自作し、グラインダー周辺に設置しました。研磨時の木製固定用ガイドをつけ、安定した作業ができるようにしました。

人間工学的配慮視点

カバーについては、研磨屑の飛散を防ぎ、安全な作業ができるようになったものと思われます。固定ガイドは、安全で、かつ安定した作業を保障し、作業効率を挙げるのに役立つと考えられます。さらに、研磨物が固定されることにより手腕を中心とした筋骨格系負担を軽減できるものと思われます。

期待される効果

先進国の大企業から考えれば、本当に小さく、初歩的な改善です。しかし、安全性や作業効率の向上、身体負担の低減などへの有効性は高いものだと思います。自らが得意とする木工技術と廃材を利用して、カバーやガイドを作ったため、きわめて低経費で改善がなされました。したがって、改善活動の継続性が期待されます。また、こういったアイディアは、先進国においても応用できるものだと思いました。

推薦者

認定人間工学専門家 井谷 徹

お問い合わせ
企業名・担当部署名

中部大学生命健康科学部保健看護学科

担当者名

城 憲秀 様

更新日

2008年08月21日



 


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