ED-158 Grapitatto (グラピタット )
概要
製品の概要
従来のバランスボードよりも安定性を重視し、バランス感覚を育てやすいボードを開発いたしました。従来のバランスボードは接地面が半球状もしくは半円柱状で、安定して立つことが難しく、子供やお年寄りには難易度が高いと思われます。このバランスボードは接地面が平面の円でできているため、バランスが取れている状態を自覚することが容易でかつ、安定時には体のセンター(体幹)を感じることができリラックスすることができます。さらにバランスが崩れ始めると、そのことを自らで知覚できるところに特徴があり、バランスを取ろうとする力を育てることができます。
人間工学的配慮視点
○ 課題:従来のバランスボードは支柱の接地部分が半球状もしくは半円柱状で接地面が狭くすることで不安定な状態を人工的に作り出してバランス感覚を鍛えるものであり、バランスを取るために力みが生じやすく脱力状態を作ることが難しいものでした。
○ 配慮点:支柱の接地面を円形の平面にすることにより、ボードに乗った状態でバランスを取りやすく、バランスが取れた状態で体の軸を感じ脱力することができます。ある範囲内でバランスが崩れても安定していますが、限界を超えるとボードが傾きそうになることを知覚し、最小限の力でバランスを取ろうとする力を育てることができます。支柱底面積や高さは、安全面に配慮した高さに計算されています。
開発秘話
開発のきっかけは、開発者太田圭亮がヴァイオリニストとして国内外の一流演奏家との交流する中で、軸のぶれない演奏フォームから紡ぎ出される透明感あふれる音に魅了され、体幹力の重要性を強く感じたことにあります。その上に乗って練習ができるくらい安定・安全なバランスボードを作ることを目的として、ボードの大きさ支柱の太さや高さを試行錯誤し完成させませした。バイオリンの学習において良い立ち方というのは「いかに無駄なく立てているか」という点にあります。つまりバランスをとりながらかつ常にリラックスして上半身の動作を効率よく行うことが求められます。この条件を満たすために開発したこのバランスボードはモニターとして使用していただいている中高齢の方々やスポーツインストラクターの方にも、安心して楽しく運動ができると好評です。
評価結果データ
特許・意匠登録番号
意匠登録番号 登録第1642156号
推薦者
九州大学大学院芸術工学研究員教授 村木里志(認定人間工学専門家)
お問い合わせ
- 企業名・担当部署名
コルダムジカ
- 担当者名
太田圭亮
balance@grapitatto.net
- 製品発売時期
2019/11/1
- 更新日
2021年09月02日