GP-130 「エルゴノミック ワークベンチ」を利用した組立作業現場の改善
改善前
改善後
改善事例概要
改善事例概要(改善前)
立ち作業と座り作業で兼用するために天板高さ900mmの作業デスクを使用し、座り作業の場合はカウンターチェアを利用していた。また、材料や工具は机上で平面的に配置をしていたことで、身体から遠くに置かざるを得ないものがあり、物を取る動作では大きく腕を伸ばすなど無理な姿勢を強いられるケースが見られた。
改善事例概要(改善後)
作業デスクは電動で昇降できるタイプへ置き換えたことで、作業スペース全体を使用者の希望する高さへ容易に変更することが可能となった。座り作業では、腕の可動域と干渉しない背もたれがあり調整箇所の多い工業用チェアを採用したことで、長時間の座位でも腰部への負担を軽減している。さらに、材料や工具を立体的に配置する多段化と手元へ寄せるためのアームを組み合わせることで、使用者の体格に合わせた作業環境を構築した。
人間工学的配慮視点
作業者自身が立ち姿勢と座り姿勢を選択でき、体格や作業内容に合わせて細かく高さを調整することにより理想的な姿勢で作業することを可能とした。また、材料や工具を手の届く範囲に置くことで正しい姿勢を保ったまま作業ができるため、身体への負担を軽減している。
期待される効果
- 負担の大きい作業姿勢が主な原因と考えられる肩こりや腰痛、足のむくみの緩和
- 作業姿勢を選択できることによる局所疲労の軽減
- 上腕の移動距離を短縮したことよる作業パフォーマンスの向上
評価結果データ
推薦者
認定人間工学専門家 榎原 毅(産業医科大学)
お問い合わせ
- 企業名・担当部署名
株式会社イマオコーポレーション 機工本部
- 担当者名
浜上 勝義
katsuyoshi.hamagami@imao.biz
- その他連絡先
ebara@med.uoeh-u.ac.jp (推薦者)
- 掲載URL
- 更新日
2019年10月21日