制度と概要

本制度は、人間工学の品質の維持向上と人間工学の普及に資するため、人間工学の知識、技術、問題解決能力が、一定の基準を満足する人間工学実践者を認定する制度として2003年6月に開催された日本人間工学会の総会で決定し、同年8月に発足しました。
本制度は、一般社団法人日本人間工学会に設置された「人間工学専門家認定機構」によって運営されています。認定機構の会員は、全員が認定人間工学専門家の資格を保有する専門家です。会員の中から選ばれた機構長、副機構長、幹事などの役員からなる運営組織が、認定試験の実施や機構総会およびセミナー・見学会等、イベント開催の運営を担っています。
この資格は2007年5月に国際人間工学連合(IEA:International Ergonomics Association)の認証(IEA Endorsement)※を取得し、米国のBCPE(Board of Certification in Professional Ergonomics)や欧州のCREE(Centre for Registration of European Ergonomists)とともに国際的に認知された資格となりました。
また、2007年6月からは若手の人間工学実践者を対象とした認定人間工学準専門家および人間工学アシスタント*という資格制度も創設され、これまでに100人以上の準専門家とアシスタントが誕生しています。

*2024.7月 認定人間工学アシスタントは認定人間工学プラクティショナーに名称変更しました

※IEAとは、スイス登録のNPOで、世界各国の、それぞれの国を代表する人間工学会を会員とする国際連合体です。IEAは、人間工学の発展と普及を主な目的として様々な活動を行っていますが、そのひとつとして、会員学会の国(または地域)に存在する人間工学専門家認定プログラムの品質を審査し、IEAが定めた基準を満足する場合は認証(endorsement)を与えています。これをIEA認証(IEA Endorsement)と言います。

認定機構 規程・規約

2024.7.1更新