アクションプラン
2016年度報告及び2017年度計画について
2016年度活動について
2016年度は一般社団法人日本人間工学会第5期(平成28年6月~30年6月)の初年度として、設立後半世紀過ぎた学会の活動を「とどまらずに前進を」続けるとともに、「さらに魅力的な学会をめざして」、(1)多様化する社会ニーズと学術ニーズへの即応と発信、(2)人間工学ネットワークの強化を目標として、「学会改革・戦略委員会」と「人間工学研究のための倫理指針検討委員会」を設置して学会のあるべき姿を希求してきました。これを具現化するものとして、アジア地区を主体とする多くの研究者と交流を図るACED(アジア人間工学デザイン会議)を開催し、実務者向け・初学者向け・研究者向けの各種講習会、研究部会・専門家機構による講演会・シンポジウムを実施しました。また、コンプライアンス関係として個人情報保護方針の改正を行いました。
2017年度の活動について
学会活動活性化のために提案された選挙制度の下で選出された代議員および役員により、学会の諸活動に新しい波が起こり始めました。まだまだ小さな一滴の流れを揺るぎない潮流とすべく、全ての会員の、会員による、会員のための活動をめざします。
前年度に引き続き第5期活動を集約発展させます。多様化する社会における科学技術の役割と学会の在り方へのニーズに即応・発信します。具体的には、研究部会の活動内容を広く発信、賛助会員をはじめとする産業界との交流、IEA・アジア地区人間工学会との協調、会員サービスの広域化に努めます。さらに、学会改革・戦略委員会の活動を通してJESポイント制度の構築、電子選挙システムの導入、e-learning教材の提供、理事会主導プロジェクトの実施、全国大会・支部大会の開催スキームの整備、学会活動の見える化と活動評価の導入等を検討します。また、2009年に制定された「人間工学研究のための倫理指針」について社会趨勢の変化に整合した改訂を行います。
一般社団法人日本人間工学会2017年度 委員会/担当等一覧
委員会/担当名称 | 担当・委員長・副委員長等 | 活動のポイント等 |
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総務担当 | 中西美和、大橋智樹 | 学会運営の執行管理、事務局機能の強化の検討 |
財務担当 | 三宅晋司、大内啓子 | 財務管理と学会財政に関する中長期計画等の提案 |
広報委員会 | 松田文子、山田クリス孝介 | HPの運用推進、GPDBによる実践事例公開、人間工学の社会発信 |
編集委員会 | 赤松幹之、榎原 毅 | 学会誌の編集と発行、電子投稿・査読システムの運用 |
国際協力委員会 | 小谷賢太郎、鳥居塚崇 | 国際人間工学連合・アジア人間工学デザイン会議等、国際協力活動の推進 |
ISO/TC159国内対策 委員会 |
横井孝志、佐藤 洋 | ISO/TC159に関わる規格の提案・作成・審議、JIS規格案作成と普及 |
表彰委員会 | 青木和夫、申 紅仙 | 表彰制度の見直しと整備、各賞受賞候補者の選考、国際表彰の推進 |
安全人間工学委員会 | 首藤由紀、鳥居塚崇 | 安全に関わる学会活動の提言等、安全工学シンポジウム運営への参加 |
学術担当 | 横山清子、吉村健志 | 日本学術会議との連携、横幹連合への役員派遣、科研費の細目要望 |
企画担当 | 岡田 明、阿久津正大 | 公開講座の企画、大会における学会企画シンポジウムの企画等 |
人間工学専門家認定機構 | 福住伸一、横井元治 | 認定・再認定実施、講演会・セミナー等の開催、GPDBへの協力 |
委員会/担当名称 | 担当・委員長・副委員長等 | 活動のポイント |
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学会改革・戦略委員会 | 榎原 毅、吉武良治 | 学会活動の活性化をはかる組織運営のあり方について検討 |
倫理指針検討委員会 | 石橋基範、大須賀美恵子 | 人間工学研究のための倫理指針の改訂を検討する |
子どものICT活用委員会 | 斉藤 進、柴田隆史、 久武雄三 |
学校等のICT機器の使用に関する人間工学課題の検討と情報の共有、ガイドライン作成準備 |
IEA担当 | 藤田祐志、河合隆史 | IEAウェブサイトの運営にかかわる支援 |
選挙管理委員会 | 石橋基範 | 一般社団法人日本人間工学会代議員及び役員選挙の実施 |
役員候補者推薦委員会 | 堀江良典 | 次期役員候補者を検討・推薦 |
ACED2017・第58回大会担当 | 小谷賢太郎、鳥居塚崇 | 2017年6月1~4日に大会開催 |
第59回大会担当 | 小大橋智樹 | 2018年6月2~3日に大会開催 |